2021年2月9日、Chick Corea氏が逝去された。最近はオンラインレッスンなどもされてお元気そうに見えたのだが、突然の訃報でショックを禁じえない。心よりご冥福をお祈りいたします。中高生の頃「Mad Hatter」「Friends」等々、文字通りレコードが擦り切れるほど聴いて、シンセフレーズの耳コピも当時はYouTubeも無いので例の両手での連打フレーズ(カニさんフレーズ?)もどうやって弾いているのかわからず悩んだ記憶がある。「Humpty Dumpty」のコード進行やボイシングは本当にかっこよかった・・
昨年のLyle Maysの逝去からほぼ一年後こんどはChick・・喪失感が半端ない。ジャレット様も演奏できなくなってしまったそうで、確実に一つの時代が終わった感が強い。でもハンコック様には長生きしてほしい・・
さて、そんな矢先、1972年のReturn To Forever一作目を聴いていて、あの美しいジャケットに写っている鳥はなんだろう?とふと思った。昔はよく「カモメのアルバム」なんて言われてたけど、当時はリチャード・バックの「かもめのジョナサン」なんかが流行った後だったからそのイメージが重なっていた気もする。しかし実はどうやらカモメではないらしい。
ジャケに写っている海鳥らしきものは不鮮明なテイストもあってなかなか判定しにくいようだが、鳥に詳しい方が何人か指摘されているところによれば、くちばしの形状や体色が異なるようでどうやらカモメとかウミネコとは違うらしい。「Return To Forever ジャケット 鳥」で検索するといくつか候補が見つかった。
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- -「アホウドリ」 ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属 説
- 「カツオドリ」 ペリカン目カツオドリ科カツオドリ属 説
他にもミズナギドリ科なんてのがあったが、続いて昔の紅白でお馴染み「日本野鳥の会」のページを覗いてみることにする。
すると、おおーっこれかも?というやつが見つかった。それは上記でも指摘のあったカツオドリである。
確かにシルエットがなんとなく似てる気もする・・詳しい方なら一発でわかるのかもしれないが Twitterではカツオドリ説がどうやら優勢のようだ。今後は「海鳥のアルバム」とでも呼んだら良いのかもしれない。
なおあのアルバムのアートワークは「Michael Manoogian」氏の作品。氏はMad Hatterのデザインでもクレジットされている方で、エレクトリックバンドのロゴなども手がけられているらしい。
これは鳩ですかね?
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