Manhattan Transfer、1979年リリースの「Extensions」。文句なしのマントラのベスト・アルバムだと思います。プロデューサーはジェイ・グレイドン。
名曲揃いのアルバムですが、特にこの「wackey dust」はGreg Mathiesonの「シンセ・フルバンド」というコンセプトが素晴らしいです。
Mini Moogでしょうか?矩形波とノコギリ波で、サックス(木管)とトランペット(金管)というフルバンサウンドを見事に表現しております。(シンセ・プログラムはMichael Boddicker)Bメロのミュートブラス的なシンセは思わずニヤリ、懐の深さを感じますね。これ地道にダビングしていったと思うんですが、さぞかし楽しかったことと思います。
他にもバードランド、トワイライトゾーン、ボーカリーズ版Body and Soul等々、非常にバラエティーに富んだアルバムですが、ラストのForeign affair (原曲は Tom Waits)のアカペラは心に沁みるなあ。
Clare Fischerがコンダクターというのも渋い。
オリジナルはトム・ウェイツ・・痺れます
追記:残念なことにグループの創設者でありリーダーのティム・ハウザー(Tim Hauser)氏は2014年10月16日に72歳で亡くなられました。心よりお悔やみ申し上げます。