Michael Brecker Ewiのソロ Original Rays


まずはコレをご覧いただきたい。

Michael BreckerEwi – Mike Stern – Guitar – Original Rays

Steps時代の日本公演

マイケルのEWIウインドシンセ)によるソロ・パフォーマンス

だが、まるでイリュージョンのごときサウンドに圧倒される。

普通のハーモナイザーやシーケンスではまず無理。

80年代当時はoberheimのXpanderというシンセを使用していたが、

実は入力された音程に対し5度、-4度といった音程が

ハーモナイズされるRotateModeを使用していたらしい。

仕掛けの詳細は以下をご覧ください。

原理:

The Rotator: A Realtime Harmonic MIDI Processor

ブレッカーのRotate Modeでは、入力された音程に対し

  • 5度、-4度、-7度といったハモが入れ替わり付加されるので

Cを吹いた場合もD-C-GとかF-G-Cといったハーモニーとして

演奏されることになる。これら5度、4度のハーモニーはsus4コードを

内包する形となるのでいわゆるプログレっぽいハーモニーになる。

上記のページでは「Aaron Copland風のサウンド」という表現が

されていたが、確かにキース・エマーソンもカバーしたAaron Coplandの

作品にはこうしたハモが多用されている。

(アパラチアの春、市民のためのファンファーレなど)

こうした近代クラシックの作曲家はエマーソンのみならずいわゆる

カンタベリー系などのプログレ一派に少なからず影響を与えていると

思われる。

さて話をマイケルに戻すが、近年この仕掛けを再現するために

MacとLogicでプログラムされたシステムを使用している。

シンセ音源はXpanderにかわって全部ソフトシンセになっているようだ。

(メインはArturiaのMinimoog V?) 詳しくは下記を参照。

Michael Brecker’s Logic Environment


ほぼ大道芸の範疇といえなくもないが、

もう彼のプレイを聴くこともできないのは悲しい。

Michael Brecker

Michael Brecker

  • アーティスト: Michael Brecker
  • 出版社/メーカー: Impulse!
  • 発売日: 1996/09/24
  • メディア: CD

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください