First Circle


ファースト・サークル

ファースト・サークル

  • アーティスト: パット・メセニー・グループ,パット・メセニー,ライル・メイズ,スティーブ・ロドビー,ポール・ワーティコ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD

ド下手なハイスクール・ブラスバンドをシンクラビア(ギター)
でいかに再現するか?をテーマにした一曲目の「Forward March」
を初めて聞いたときの衝撃は今も忘れられない。

発売当時この曲を聴いて思わずアルバム買うのをやめたという
友人がいたが、数年後、滅茶苦茶後悔したそうである。それほど
名曲ぞろいの歴史的アルバム。

シンクラビアによるシーケンス、ギターシンセ等々、当時最先端
のテクノロジーが作曲のアプローチに及ぼした影響も見逃せない。

アルゼンチンのスーパースター、ペドロ・アズナールが参加。
メロディーラインを歌詞無しで歌う「ヴォイス」を多用する
スタイルは以後PMGの定番となる。

アルバムタイトル曲でもある3曲目の「First Circle」は、
現在でも彼らのセットメニューに頻繁に選曲されている。
シンクラビア同期ものであることが全く信じられない
エモーショナルでダイナミックレンジの広い演奏である。

スティーヴ・ライヒにインスパイアされたと思われる有名な
イントロの手拍子は、8分の22拍子(4/6+5/4)。
エンディングに再度この手拍子が現れるのだが、そこでやっと
「あっ、これってウラ始まりだったのね!」と気付かされる
仕掛けとなっている。

ちなみにリズムは「ウタタンタンタタウタウタ ウタタンタタウタウタ」
とメロと手拍子のパラディドルである。
「RLLRLRLLRLRLRLLRLLRLRL」(Rがテーマのリズム、Lが手拍子)

アルバム・タイトル・チューンにもかかわらず、この曲でのメセニー
のソロは皆無。ひたすらアコギの書き譜アルペジオ、後半は鬼気迫る
16分のストローク。この曲に対するメセニーの気概と決意を感じる。

ライル・メイズのピアノ・ソロは、録音日におそらく神が降臨したので
あろう。6‘11” でのミスノート(?)も実はワザと?と思わせるほどの
ベストテイク。エンディングで現れるホルン風シンセのカウンター・ライン
も素晴らしい。とにかく何度聴いてもイントロからエンディングそして
ラストの「ジャン!」に至るまでの高揚感は筆舌しがたい。

追記:
First Circleの元ネタはSteve Reichの「Tehillim」であると思われる。
後半の展開はまさにそのもの。
Reichを知らない人は是非聞いて欲しい。

追記:ベタうちだけどカラオケ作ってみました。歌ってくださいwww

Tehillim

Tehillim

  • アーティスト: Steve Reich,George Manahan,Vocal Ensemble,Instrumental Ensemble
  • 出版社/メーカー: Ecm Records
  • 発売日: 2000/04/18
  • メディア: CD

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